ライトノベル執筆にポメラを使おう

みなさんは小説を執筆する道具として何を使っているでしょうか?
私は、主にノートPC上にエディターソフトを立ち上げて使っていますが、デジタルメモの「ポメラ」も使っています。
「ポメラ」は、キングジムが発売している文書作成専用機で、キーボードと小型のモノクロディスプレイを備えた、昔のワープロ専用機からプリンター部分を取り除いたようなガジェットです。
文書作成専用機なので、ウェブサイトを見たり、SNSの投稿をしたり、メールをやり取りすることはできませんが、ノートPCとは違った魅力がある道具です。

作家さんでもポメラを愛用する方はたくさんいらっしゃって、ライトノベル界隈でいうと、西尾維新さんや平坂読さんなどが有名です。

起動が速いので、思い付いたときすぐに書き込めて、どこにでも簡単に持ち運べるポメラは、執筆の良い相棒になってくれます。
そこで、この記事ではポメラを紹介したいと思います。

ポメラとは?

ポメラDM100の画像です。

私が使っているポメラDM100です。

ポメラは、キングジムが発売している文書作成専用機です。
名前の由来は「ポケット・メモ・ライター」の頭文字から。
キーボードとモノクロディスプレイから成っていて、電池またはリチウムイオンバッテリーで駆動します。
打ち込んだテキストファイルは、SDカードやUSBケーブル、QRコード、上位機種では無線LANなどでPCに転送。
日本語入力システムにはすべての機種でジャストシステムのATOKを使っています(パソコンのATOKと同様の性能ではなく、簡易版です)。
デジタルメモと銘打っていますが、上位機種になると辞書機能やアウトライン機能を備えているなど、文書作成に便利な機能を搭載しています。

ポメラの種類

ポメラには、大きく分けて、キーボードをたたんでコンパクトになる折りたたみ式と、ストレートタイプのキーボードの二種類があります。
初代のDM10から、DM20、DM5、DM25、そして現行のDM30が折りたたみ式キーボード。
ストレート式はDM100と、現行のDM200です。
(他に、限定モデルのDM20Yや、ガンダムとコラボしたDM11Gなどがあります)

以下、それぞれのモデルの特徴を挙げます。

  • DM10 4インチTFT液晶を備えた初代機
  • DM20 液晶が5インチに、記憶できる文字数などが増えた進化版。
  • DM5 4インチSTN液晶の廉価版。メモリなどもDM10程度に抑えられている。
  • DM25 DM20を更に進化させて、軽量小型化。縦書き表示も可能になった機種。
  • DM100 5.7インチ液晶で、バックライト付き。ストレートタイプのキーボードを採用。
         辞書機能やBluetooth機能も付いているほか、親指シフトにも対応している。
         Wi-Fi内蔵SDカードのFlashAirを使って、Evernoteへの投稿が可能。
         国語、英和、和英辞典付き。
  • DM200 バックライト付きの7型液晶。
        この機種だけ電池式ではなくリチウムイオンバッテリー搭載。
        無線LAN機能でクラウドなどにファイルをアップロードできる。
        国語辞典、英和辞典、和英辞典の他に、類語辞典を備える。
        モリサワフォント採用。
        アウトライン機能搭載。画面を分割して二つのファイルを同時に開くことができる。
  • DM30 6インチ電子ペーパーディスプレイ搭載。
        三つ折り観音開きのキーボード。アウトライン機能搭載。電池式。

このうち、現行で販売されているのはDM200とDM30の二機種です。

ポメラの長所

ポメラの長所といってまず上げるのは、その起動の速さです。
キーボードを開くとすぐに起動し、そのまま文章を打ち込めます。
ノートPCの場合、PCを立ち上げて、ワープロソフトやエディタを立ち上げるという二つのアクションが必要ですが、ポメラならそれが一つの動作で済みます。思い付いたときすぐに文章を打てます。
また、終了の処理も速くて、シャットダウンを待たされることはありません。

長所の二つ目は、軽くてコンパクトなので、どこにでも持ち運べる点です。
折りたたみ式キーボードのタイプは、たたむと文庫本程度の大きさになり、荷物になりません。
ストレートタイプのキーボードのDM100やDM200でも、一般的なノートPCの半分以下の大きさです。

三つ目は、バッテリーの持ちが良いこと。
DM20などは単四電池二本で20時間、DM100は単三電池二本で30時間、DM200は18時間持ちます。
電池式は、エネループなどの充電池も使用可能。DM100やDM200、DM30は、電池が切れてもモバイルバッテリーからの電源供給にも対応。
ノートパソコンなどと比べると格段に長い駆動時間で、電池残量の気にする必要があまりないので、余計なことを考えず、執筆に集中できます。

そして、これは長所にも短所にもなると思うのですが、インターネットやメールなど余計な機能がないので、文章を打つことに集中できます。
PCで文章を打ちながら、つい、WEBサイトやSNSなどを覗いてしまう誘惑がありますが、ポメラならそれがありません。
PCで調べ物をしながら書く、という方には致命的な欠点かもしれませんが、ポメラを使っていると、普段、文章を打ちながらどれだけ他のことに時間を割いているのかと、気付かされることがあります。
それに、どうしても調べ物をしながら書く場合、スマートフォンやタブレットなどを隣りに置いておくことで解決できます。
また、DM200なら、画面を分割して二つのファイルを同時に開けるので、資料のファイルを開きながら本文を執筆する、なんてことも可能です。

ポメラの短所

ポメラの短所を上げるなら、日本語入力のATOKが、PCのATOKと比べて変換精度が劣ることでしょうか。
PCのATOKに慣れていると、少し物足りないところはあります(しかし、DM200ではそれもかなり改善していて、あまりストレスはありません)。
また、ノートPCと違って画面が小さいので、文章を広く見渡すことができません。
書いた文章を編集するときなど、大きな画面でたくさんの文章を表示できるのは、やはりPCに分があります。
しかし、これに関しては、ポメラは文章をガンガン書くことに使って、編集はノートPCでと、使い分ければよいのかもしれません。

まとめ

すぐに起動して楽に持ち歩けるポメラは、執筆の強い味方になってくれます。
思い付いたらぱっと書けるので、私はいつでもポメラを身近に置いています。
一日に2万字書くという西尾維新さんが使っているのだから自分も…………と、お守り代わりでもあります。

しかし、もちろんポメラだけで執筆のすべてを済ませるというわけにはいかないので、PCでの執筆の補助的な道具として使うといいかもしれません。

現行機種は発売当初から値段もさがっているので、この機にポメラを執筆の友に加えてみてはいかがでしょうか。

現行機種の折りたたみタイプ、ディスプレイに電子ペーパーを採用しています。

 
こちらは現行機種のストレートタイプ。
画面を分割して二つのファイルが同時に開けたり、アウトライン機能がついていたり、国語辞典、英和、和英辞典に加え、角川類語辞典を装備していたりと、小説執筆に便利な機能満載の機種です。

 

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