最新ライトノベル新人賞・コンテスト応募総数比較
数あるライトノベル作家の小説賞の中から、自分の作品をどこに応募しようか考えるときの要素の一つとして、主要な新人賞・コンテストの応募総数を調べてみました。
それぞれのコンテストで、どれくらいの応募作品があるのか、比較してみようと思います。
(公表されている最新のデータで比較しましたが、スニーカー大賞は応募総数が公表されていないので省いています)
上のグラフで示すように、「ネット小説大賞」と「電撃大賞」は頭一つ抜けています。
1位 第5回 ネット小説大賞 7165作品
2位 第23回 電撃大賞 4878作品
「ネット小説大賞」は小説投稿サイト「小説家になろう」のコンテストで、いわゆる「なろうコン」です。
人気作家がたくさん生まれていますし、サイトに投稿してタグをつけるだけで応募出来るので、その手軽さもあって、これだけの作品が集まるのでしょうか。
応募数も多いですが、受賞作品も多く、第5回では28作品、第4回では46作品が賞を受賞しています。
電撃大賞も20年以上の歴史がありますし、人気のレーベルですので、近年では5000近くの作品を集めています。
3位 第12回 MF文庫Jライトノベル新人賞 1590作品
4位 第11回 小学館ライトノベル大賞 1328作品
5位 第9回 GA文庫大賞 1287作品
6位 第29回 ファンタジア大賞 1231作品
このあたりのコンテストも、10回前後の歴史があって、1000以上の作品を集めています。
年に2回、または4回と分けて募集をかけているところが多いです。
7位 第11回 HJ文庫大賞 547作品
8位 第6回 集英社ライトノベル新人賞 508作品
9位 第6回 講談社ラノベチャレンジカップ 403作品
10位 第5回 このライトノベルがすごい大賞 382作品
11位 第7回 講談社ラノベ文庫新人賞 348作品
12位 第3回 角川文庫キャラクター小説大賞 344作品
7位以下は、コンテストやレーベルの歴史が浅いために500前後の作品数になっています。
投稿数が多い新人賞・コンテストの中で埋もれてしまうより、こちらを狙ってみるのはありでしょうか?
自分がこのレーベルを引っ張る作家になる! くらいの気概が必要なのかもしれません。
まとめ
歴史のある新人賞・コンテストは応募数が多く、新設されたコンテストには少ないという傾向です。
応募数が多い小説賞は競争が激しいですが、その分、人気作家も多く輩出しています。
応募数が少ない小説賞は、多くの作品の中に自作が埋もれてしまう心配は少ないですが、作家になれるかどうか、そのあとのケアなど心配です。
応募数が多い小説賞で、勝ち抜いて華々しく人気作家になるのか、新しいレーベルで最初の人気作家を目指すのか、応募先を選ぶ際の参考にしてください。