Kindleで自作のライトノベルを読もう
前回、音声読み上げソフトを自作の小説の推敲に使う記事を載せましたが、今回は、Kindleに自作の小説を転送して、推敲に使う方法を紹介します。
Kindleは、Amazonが販売している電子ペーパーディスプレイを使ったブックリーダーです。
たくさんの小説を中に入れて持ち運べるので、通勤や移動先で読書する端末として、私は便利に使っています。
キャンペーンの時に、Kindle Paperwhiteのマンガモデルという32GBの容量があるモデルを買ったのですが、Amazonで買ったライトノベルや漫画を全部入れても、まだまだ空きがあります。小説なら、数千冊は入るそうです。
この端末を使いながら、これで自分が書いた小説が読めたら、それで通勤の時間や出先でも推敲が出来るんじゃないか、自作の最終確認に使えるんじゃないか、そんなふうに考えるようになりました。
Kindleで自炊したPDFやTXTファイルが読めることは以前から知っていて、自作のファイルをAmazonのKDP(Kindleダイレクトパブリッシング)用のファイルに変換する方法なども調べてはいました。
しかし、今回は推敲ということで、特に出版を前提にしたファイルにする必要はないので、簡単に出来てすぐに読める方法を紹介しようと思います。
方法は簡単で、わずか2ステップです。
テキストファイルを縦書きPDFに変換
小説ですから、やはり縦書きで読みたいということで、自作の小説のテキストファイルをまず、縦書きのPDFに変換します。
そのとき使うのが、青空Kindle[Beta]というサイトで、そこのフォームにテキストを入力して「PDF化」というボタンを押すと、それだけでPDFに変換してくれます。
一行目にタイトル、二行目に著者名、二行開けてから本文とするだけで、簡単な表紙まで付きます。
細かい設定も出来るようですが、推敲に使うだけなので、それらの設定は使いません。
PDFをKindleに転送する
あとは、そのPDFをKindleに転送するだけです。
転送する方法は、USBケーブルでKindleをパソコンに繋ぐ方法と、Kindleのメールアドレスにメールで送る方法があります。
USBケーブルで繋ぐ方法は、Kindleに付属のUSBケーブルをパソコンに繋いで、パソコンから、Kindleの「documents」というフォルダに読みたいPDFをコピーします。
メールで送る方法は、まず、自分のKindleのメールアドレスを確認します。
Kindleに付いているメールアドレスはKindle本体の「設定」か、Amazonのアカウントサービスで確認することができます。
アカウントサービスで確認する方法は、Amazonに自分のアカウントでログインして、「アカウントサービス」の「コンテンツと端末の管理」のページから、「端末」のタブを選び、目的のKindleの先頭に付いている「…」というボタンを押すと、Send-to-KindleのEメールアドレスが表示されます。
そのアドレスにPDFを送るのですが、メールを送るこちらのアドレスが、Amazonに登録してあるアドレスでないと、Kindleに受信が拒否されてしまうので、Amazonに登録したアドレスでないメールアドレスで送る場合は、アカウントサービスからアドレスを登録しておきましょう。
メールの場合は、iPadやAndroid端末など、Kindleアプリを入れている全ての機器で送ったPDFを共有できます。
あとは、Kindleのメールアドレス宛に作ったPDFを添付して送信するだけです。
Kindleのメールアドレスを調べたり、最初は面倒ですが、あとはUSBケーブル繋ぐ手間などなく簡単に送れるので、メールでの送信もおすすめです。
送ったPDFはKindleのライブラリに表示されているので、普通に買った本と同様、読むことができます。
まとめ
僅かこれだけの手間で、自分の小説がKindleで読めるようになります。
正確な出版用の変換ではないので、半角文字がおかしくなったりしますが、推敲用の確認だったら、これで十分です。
あとは、通勤通学の時間、移動先、ソファーの上や、ベッドの上、どこでも自作の小説が読めるので、推敲に使えます。
Kindleを持っている方は、ぜひ試してみてください。
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