ライトノベル作家になる方法
ライトノベル作家になる方法は、主に、以下に示す6つあります。
- 出版社のコンテストに応募する。
- 小説投稿サイトに投稿する。
- ネットの掲示板に小説を投稿する。
- 自分で用意したサイトやブログに小説を公開する。
- 電子書籍で直接出版する。
- 出版社に小説の持ち込みをする。
それぞれの方法について、詳しく説明します。
出版社のコンテストに応募する
出版社が主催するコンテストや新人賞で賞を取ってデビューする方法です。
各賞によって違いますが、大抵のコンテストは、大賞や金賞などを取ることで出版が約束されます。
また、賞を取らなくても編集者の目に留まった作品は、のちに出版に繋がる可能性があります。
とはいえ、賞を取るのは容易なことではありません。
一番応募数が多い「電撃大賞」は、応募数が5000を超えるなど、どのコンテストも激戦です。
しかし、出版社と直結していることから、賞さえとれば一番の近道なのは確かです。
ライトノベルのレーベルを持つ出版社は大抵小説賞を設けていますし、年2回、または4回と分けて募集している場合もあるので、応募のチャンスはほぼ一年中あります。
現在応募できるコンテスト・新人賞の最新情報はこちらのページにまとめてありますので、活用してください。
小説投稿サイトに投稿する
「小説家になろう」や「カクヨム」、「エブリスタ」などの小説投稿サイトに作品を投稿する方法です。
読者に評価されて人気になったり、話題になって、出版社の目に留まるのを待ちます。
投稿は簡単で、締切や規定枚数にも縛られないので、出版社のコンテストに応募するより敷居は低いです。
また、読者の反応が直接伝わってくるので、腕試しにもなりますし、励みにもなります。
しかし、そこで人気を得るのは、コンテストに応募して賞を取るのと同様、簡単ではありません。
最大規模の小説投稿サイト「小説家になろう」などは、50万近くの小説がアップされていて、そこから自分の作品を見付けて読んでもらうだけでも大変です。
ですが、小説投稿サイトは出版社とコラボレーションしたコンテストなどを頻繁に開催していて、投稿作品をそのままコンテストに応募できたりするので、そこでチャンスが広がる場合があります。
また、「カクヨム」などは出版社が直接運営しているので、編集者の目にとまるチャンスも増えるでしょう。
「Re:ゼロから始める異世界生活」や「デスマーチからはじまる異世界狂想曲」などの例をあげるまでもなく、多くのライトノベル作家を生み出している方法の一つです。
ネットの掲示板に小説を投稿する
ネットの掲示板に小説を投稿して、それが評判になり、商業出版に繋がるケースです。
掲示板2chの即興小説だった「まおゆう魔王勇者」が、その代表的な例です。
掲示板だけに人の目に触れることは多く、面白い小説ならば話題になりますが、
そこから出版に結びつくケースはごくまれです。
自分で用意したサイトやブログに小説を公開する
自分のサイトやブログで発表した小説が話題を呼び、出版社の目に留まるというケースです。
大成功した例としては「ソードアート・オンライン」などがあります。
もちろん、自分のサイトですので、自由に作品を発表できます。
しかし、無名の新人が自分のサイトやブログに読者を呼び込むのは難しく、作家デビューを目指すという点からみると、現実的ではないかもしれません。
現在は、その役割を小説投稿サイトがしているのだと思います。。
電子書籍で直接出版する
コンテストへの応募や投稿などをせずに、手っ取り早く作品を電子出版という形で世に出す方法です。
通販サイトAmazonが運営している「kindle Direct Publishing」など、電子出版という形で作品を直接販売します。
出版した作品は他の電子書籍と共に商品として並ぶので、発表した時点で小説家です。
しかし、同じように出版される多くの出版物の中に埋もれてしまうため、個人サイトに発表するのと同様、無名の新人がヒット作を出すというのは難しいかもしれません。
出版社に小説の持ち込みをする
漫画などと違って、ライトノベルなど、小説の持ち込みを受け付けてくれる出版社はあまりありません。
出版社はそれに対応する代わりに、新人賞やコンテストを設けているのでしょう。
ですが、Web上で応募するという形で自作の出版を売り込めるライトノベルレーベルがあります。
(この記事にまとめていますので、参考にしてください)
応募は受け付けていますが、今のところその方法で作家デビューしたという話は聞きません。
そこからデビューするにも、新人賞やコンテストで賞をとるレベルの作品が求められるのでしょう。
まとめ
以上、ライトノベル作家になるための6つの方法を紹介しましたが、事実上、「出版社のコンテストに応募する」と、「小説投稿サイトに投稿する」以外の方法は中々難しいと思います。
もちろん、その二つの方法が簡単、というわけではありません。
しかし、読者や編集者の目に留まるという点では、その二つが抜け出ています。
もちろん、面白い小説であれば、個人サイトなどで公開しても、もじわじわと話題になるでしょうし、電子出版でベストセラーになるかもしれません。
それぞれのスタイルに合った方法で、ライトノベル作家を目指しましょう。